こんにちは!スポーツコンサルタントの松原です!
今回も私のブログ記事をご覧になっていただき本当にありがとうございます。
さっそくですが、あなたのお子さんはサッカーをやられているのでしょう。
そしてあなたはそんなお子さんに対して、一生懸命に応援されていることだと思います。
それはすごく素敵なことだと思います。
ですが、そんなふうに応援をしていても、どうしても、
親としての悩み
もあることだと思います。
そう、大切な我が子だからこそ精一杯応援する反面、過度に子供に期待してしまうあまりに、子供に対する悩みはつきないことだと思います。
私は10年間あまりJリーグ下部組織チームでサッカーコーチをさせていただいてきましたが、多くのそんな親御さん達の相談にのらせていただいてきました。
そして、正直、私自身もサッカーでプロサッカー選手になる夢を諦めてしまった経験があるので、そんな親御さん達の悩みは嫌なほどに分かります。
そう、私の両親も私が夢を諦めてしまった時は本当に悩んでいたと思うからです。
そして、親御さんが悩んでいる時は当然あなたのお子さんも悩んでいたり、自分の思うようにいっていない時なのだと思います。
ですが、そんな時こそ、我が子の安全地帯になってあげられるのがお父さん、お母さんの役割だと私は思っています。
なので今回の内容では、そんな少年サッカーのお子さんを持つ親御さんに対して、
今悩んでいる事を解決できるような内容をまとめてみました!
これはどれも私が10年間もの間に親御さんから相談を受けた内容だったり、経験から考えた良い方法ですので、是非ご参考にしていただけたらと思いますし、
この内容を意識して実行さえしていただければ、
あなたのお子さんのサッカーは上達していく
と断言できます。
そう、少年サッカーの子供に対する親御さんの影響は計り知れません。
親であるあなた次第で、子供は良くも悪くもなってしまうのです。
「そんな大げさな」
と思われたかもしれません。
が、それは本当ですし、真面目に言っています。
お子さんの可能性を潰すも開花させるも大人次第です!
それでは、さっそく始めていきましょう!
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目次
1.試合出場時間が少ない
まず、よくあるお悩みの1つで、
『うちの子はいっつもベンチでなかなか試合に出場できません』
といったお悩みがあります。
なかには1日グランドにいて5分だけしか試合ででられなかったなんていう経験までお持ちの方までいるそうです。
こういった場合は、まずはその日がどういった試合内容だったのかを知りたいところです。
県大会などの公式戦だったのか?
それとも練習試合のような毎週ある試合だったのか?
それによっても状況は大きく異なります。
もし、そのようなベンチばかりな状況が練習試合にでもあるのであれば、
「ただちにチームを変えた方が子供のためです」
と声を大きくしてお伝えします。
私は指導者は選手全員を平等に扱わなければならないと思っています。
なぜなら、子供は試合に出場しなければ絶対に上手くならないからです。
こういったチームの状況がどういった状況なのかは分かりませんが、よくそういったチームの指導方針にあるのが、
『負けたくない』
といった指導者の気持ちです。
もちろんその気持ちは大切な気持ちです。
が、練習試合にまでその気持ちを持ち込んで、サブの選手をまったく使わない指導方針はどうなのでしょうか。
それでは、上手くない子は当然上手くなるわけがありません。
もちろん、それが県大会などの公式戦になれば仕方ない部分もあります。
私も指導者をやっていたので、公式戦でサブの選手を起用できない悩みは常に抱えていました。
「サブの選手をちょっとでも出場させてあげたい」
と。
そう、本来であれば公式戦ですら私は選手全員が試合に出場できることが理想です・・・。
ですので、私はいつも練習試合ではもちろん選手は平等に出して、AチームBチーム分けといったチーム分けよりも、縦割りといった実力を同じようなレベルに分けて試合を行っていました。
もちろんAチーム、Bチームで練習や試合を分ける場合もあります。
が、それでもAとBの試合時間は同じでトレーニングも同じようにエネルギーを注いで行うことを意識していました。
指導者がこういったことを意識しなければ、
「Bチームだから活動がおもしろくない」
といったように感じてサッカーを嫌になってしまう選手もいます。
とはいっても、
「下手な子と上手い子は分けた方が良いのでは?」
といった意見もたまにあります。
ですが、技量に差があっても、それぞれ十分に上達はします。
上手い子も下手な子にもメリットは当然あります。
例えば、上手い子は上手くない子に正確な優しいパスをださなければなりませんよね。
縦割りでもメリット満載なのです!
そしてそれは小学低学年以下になればなおさらです。
ですが、もしAチームBチームといったように分けるのであれば、先にも述べたように、それでもみんなが楽しく成長できるように環境を与えてあげることが必要です。
Aチームばかりが試合で、Bは練習ばかり。
といったことでは当然ダメなのです。
試合に全然でられないで悩まれている場合は、子供がそれでも楽しいというのであれば少し考えて、
「どうしたら試合にでれるかな?」
「これから頑張っていけば上手くなれるよ!」
とポジティブな声かけをしてあげてください。
ですが、ヨーロッパでは、試合出場経験ができないのであれば、さっさとクラブを去るそうです。
逆にもっと上手くなりたい場合でも同様です。
つまり、
・上手くなるためにはどうしたらよいか?
・楽しいか?楽しくないか?
といった基準で考えて、チームを変えることをドライに考えているのです。
ですが、日本の多くの選手は試合に出れない場合でもそのクラブに所属し続けようとします。
強くないクラブから、弱いクラブへ移ることを敗北と捉えてしまうからです。
ですが、小学生のうちは体に成長差もありますし、子供はどのタイミングでぐんぐん伸びるかわかりません。
もしかしたら今試合に出れないのは、ただ成長スピードが遅いからだけかもしれません。
それなのに、今いる環境で試合経験が少ないことは非常にもったいないことです。
環境はとても大切です。
上手いチームにいればもちろん成長できる種も多いでしょう。
ですが、あくまでもサッカーを楽しむといったやる気を引き出してくれるような環境を選びをするべきだと私は思います。
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2.興奮してしまう
では、続いてのお悩みは、
「うちの子はすぐに興奮してイライラして感情的に文句を言ってしまいます」
といったお悩みです。
こういった問題を問題だと親御さんが認識している時点でよかったと思います。
なぜなら、私の経験上、感情的になってしまう選手は良い選手にはなれないからです。
人間の脳には体を動かしてプレーをさせる実行脳があります。
が、その実行脳は、実は人間の感情脳によって大きくパフォーマンスを左右されてしまいます。
例えば、いくら良いプレーをしたいと思っていても、そこに、
・怒り
・不安
・恐怖
・イライラ
など・・。
といったネガティブな感情が入っていれば、間違いなく良いパフォーマンスはできません。
つまり、イライラしながらサッカーをしている選手が上手くなるわけがないのです。
ですが人間は感情をコントロールすることは非常に難しいです。
大人であってもです。
あなたもついお子さんに、
「何やってるの!!」
と感情的になってしまう場合もあるかもしれません。
ですが、そんな子供の感情のをコントロールするには、やはり親であるあなたの接し方がとても重要です。
そう、感情的になっている子に対して、大人まで感情的に叱ってしまっても、火がついた者同士のただのぶつかり合いになってしまいます。
大人はあくまで冷静に対処すべきです。
「うまくいかないことってあるよな。イライラしちゃうよな。でもイライラしていても解決にはなるかな?」
といったように伝えてあげた方が子供は耳を傾けてくれます。
そして、子供は必ず、
「だってあいつが下手なんだ。」
といったように思っています。
ですが、そこで、
「イライラしているあなたをみんなはどう感じているかな?」
と自分自身を客観的に考えてもらうように促すことです。
「あなたがいくら上手くても、みんなはそんなあなたに協力してくれるかな?」
と伝えてあげることでも良いでしょう。
とにかく、大人まで感情的にならないことです。
私も指導者としていつも自分の感情をコントロールすることに苦戦してきました。
上手くいかないことだらけですが、辛抱強く温かく見守ってあげてください。
子供のスポーツで、「メンタルが弱い」をどうにかしたいと思われているのではないでしょうか?そこで今回は親であるあなたができる子供のスポーツメンタルを鍛える方法をシェアします!
3.欲がなく、やる気があるのか...。
そして、次のお悩みは、
「うちの子はなんか勝気じゃないし、2軍で満足してしまっている」
といったお悩みです。
親御さんからしてみれば、それはもっとやる気を出して負けん気をもってプレーしてほしいと感じてしまうことも当然のことでしょう。
ですが、大切にしてほしいことは子供が楽しくできているかどうかです。
例えば、試合に負けてしまっても、2軍でも、子供が楽しかったと思えているのであれば、それで私は良いと思っています。
なのにもかかわらず、
「もっとこうしなさい!」
などと子供に言ってしまったところで子供が自主的にやっていなければそれでは意味はありません。
だとすれば、あなたができることは、とにかくプレーを褒めてあげることです。
どんな些細な活躍でもたくさん褒めてあげてください。
他人と比較するのではなく、ただただ褒めてあげてほしいのです。
そう、親御さんはあくまでも、子供の応援団になっているようなつもりで見てあげることが大切なのです。
とはいえ、
「でももっと勝気になてほしいな」
といったように思うことも当然あるでしょう。
そうしたら、子供に対して、なりたい自分をイメージさせてあげてください。
例えば、
「あなたはこれから先サッカーでどうなっていきたいかな?」
と質問をしてあげることです。
そして、
「もっと上手くなりたい」
「1軍になりたい」
といったような言葉が子供からでるのであれば、
「じゃぁどうしたらそうなれるかな?」
といったようにとにかく子供に対して寄り添って一緒に考えてみてあげて下さい。
子供の成長は本当に個人差があります。
いくら今は成長を感じられなかったとしても、必ず成長する時がやってきます。
なので、今親であるあなたが焦ってしまっていては、その焦りは子供へ無意識に伝わってしまって、子供の自己肯定感を下げてしまうだけです。
本当に大切なことは、お子さんのサッカーが楽しいといったモチベーションを保ってあげられるように大人が子供に対して関わってあげることです。
2軍だろうが、その環境の中でいかに成長していけるかにフォーカスすればよいのです。
間違っても、
「このままだとやばいよ」
といったネガティブな言葉をかけるのはやめましょう。
そう、
「どうしたらもっと上手くなれるかな?」
と寄り添って考えてあげることが大切です。
子供はスポーツをやっていればだれでも辞めたいといった時はあるものです。ですが、原因と対処を考えれば必ずその悩みは乗り越えられるはずです。
4.サッカーメインで勉強しません
次のお悩みは、
「うちの子はサッカーばかりで宿題も勉強も全然しません」
といったお悩みです。
これはよくあることだと思います。
確かに、私も子供がサッカーバカになってしまうことは決して良い事だとは思っていません。
なぜなら、サッカーなんて実は世の中から見て本当に狭い世界だからです。
事実、私も学生時代にサッカーをメインに生きてきてしまったので、サッカーを挫折してしまって普通の社会人になった時は本当に右も左も分からない大人になってしまっていました。
もちろんお子さんが日本代表レベルの選手になって一生サッカーで食べていけるような選手になれる保証があるのであれば良いかもしれませんが、そんな保証をされている選手は一人もいません。
ですので、親御さんが勉強もしないでサッカーばかりになっていて心配になってしまう気持ちも当然よく分かります。
ですが、どんなことでも自分から主体的になって取り組まない限りは意味があることだとは思いません。
サッカーであっても自分で心から楽しくてやっているからこそ上手くなります。
勉強も同じです。
イヤイヤ親に、
「勉強しなさい!」
と言われてやっている子で有名な大学に入学する子はいないでしょう。
ではどうしたら、
「サッカーだけ頑張っていれば良い」
と思っているお子さんが勉強にも主体的にやる気をだしてくれるのか?
を考える必要があるわけです。
そして、それには1つ良い方法があります。
それは、
親が楽しく勉強をする
といったことです。
これはどういったことなのかというと、子供は120%親であるあなたの背中を見て育っています。
親であるあなたが家でテレビを見ていれば子供もテレビを見て育ちます。
ですが、あなたが家で楽しそうに本を読んでいたりしていれば子供はそんなに本を読むことは楽しいことなのかと思い本を読むことが好きになります。
つまり、あなたが楽しく勉強していれば子供も勉強を好きになってくれるのです。
もしかしたら、あなたがサッカーが好きだからお子さんもサッカーが好きなのではないでしょうか?
これと一緒のことです。
ですので、お子さんの勉強に対しても、親であるあなたが寄り添って一緒に楽しく学んであげたりすることが1番の方法です。
そう、どんなことでも楽しさを教えてあげられるかなのです。
「勉強しなさい!」
とか教え込むのではなく、
寄り添って一緒に楽しむ感覚が大事であるということです。
あなたのお子さんはスポーツと勉強を両立できていますか?今回は文武両道で高校サッカーをやり抜くコツをお教えします!文武両道で自分の夢に向かって突き進め!
5.子供のことが気になって口を出してしまう
そして、次のお悩みは、
「うちの旦那が子供のサッカーに対していつも厳しくいってしまう」
といった悩みです。
これはお母さんの悩みですが、本当に良くあるお悩みです。
たぶんそんなお父さんはご自身でもサッカー経験があったり、もしかしたらご自身でお子さんのサッカーを指導されているような場合もあるかもしれません。
が、親が厳しく指導してしまうことは私は良いことだとは決して思っていません。
驚くことに、子供が自分の期待に沿えなかった時には、殴ったり、走らせたりまでしてしまうお父さんがいると私は相談されたこともありました。
またそういったお父さんほど、子供のサッカーの試合中などに大声で子供に指示を出してしまったりしてしまいます。
もちろん、お子さんに期待することは悪いことではありませんし、自然なことです。
ですが、その結果を受け入れることができなければ、それはただ子供を責めるだけの教育になってしまいます。
それでは子供が可愛そうで仕方ありません。
ですし、例え、子供がそんな大人の指示によって動かされても、それは決して本人の意思で動いていない限りなんの意味もありません。
何度も言いますが、子供は自分で主体的に行動するからこそ成長します。
例えば、親やコーチに、
「走れ」
と言われてその時だけは走ったとしても、それは長続きはしませんし、力にはなりません。
本人が、
「よし!走るぞ!」
と決意して走ったからこそ本当の力となるのです。
親がいくら、
「努力が足りないから自主練しろ」
といったこところで子供はその時はやったとしても疲れてサッカーが逆に嫌いになってしまうかもしれません。
なので、大人はあくまでもニコニコしながら温かく「頑張れー!」と見守ってあげれば良いのです。
そして、もし子供に自主練習をさせたいのであれば、親が楽しく遊び感覚で付き合ってあげるような感覚で一緒に楽しむことが大切です。
ですので、まずは、旦那さんにこういった気持ちを伝えてあげることも大切だと思いますし、ご自身で伝えるのが難しい場合は、私の記事をご覧になっていただくことも良い方法だと思います。
あの有名な久保建英選手もご両親からは、怒られずに褒めて育てられています。
興味ある方はこちらの久保選手の育ちもご覧ください。
サッカー天才少年と言われる久保建英選手。彼の育ち方にはいったいどのような幼少期を過ごしてきたのか?是非サッカーをやられている子を持つ保護者様はご参考になさって下さい。
6.チーム内でのいじめ
そして、次のお悩みは、
「うちの子はチーム内でいじめを受けているようなのですが」
といったお悩みです。
これは実際に私もサッカーコーチをしてきた中で常に起こっていた問題です。
チームの中には必ず一人や二人くらいはチームメイトへいたずらをしてしまうような子がいます。
そして、その犠牲になってしまう子もいます。
が、そのいじめのレベルがどこまでなのかは分かりませんが、1ついえることは、
親御さんはそれでも焦らないでほしいということです。
サッカーの現場にはサッカーコーチが選手達をよく見ています。
本当に悪質ないじめがある場合はコーチも間違いなく気が付きます。
が、私は正直今までに相談されてきたことで、それが本当に悪質ないじめだったかといえばそうでない場合の方が多かったです。
逆に私はそういったことが起こるからこそ子供達が成長していくと思っています。
いやがらせをされて嫌な思いをした子は人に対して嫌なことをしない子に育つはずです。
人の気持ちが分かる子に育つはずです。
ですので、親御さんはまずは冷静になってほしいと思います。
そういったことが起こるからこそ人は成長するのです。
で、気を付けてほしいのは、そのいじめをしてしまった子の親御さんに直接出来事を伝えてしまうといったことです。
が、それは何の解決にもなりません。
その子のご両親は当然我が子をかばうからです。
心の中では、
「あなたの子に問題があるのでは?」
とも思われてしまうかもしれません。
ですので、本当に気になるようでしたら、まずはコーチに相談されてみることが良いかと思います。
なぜなら、繰り返しになりますが、グランドでも選手のやり取りを1番に見ているのはコーチだからです。
そして、あくまでもコーチが悪いなどという感情は持たずに、
「少し様子を見てあげてほしい」
といったことを伝え、観察する期間を持ってみると良いでしょう。
ですので、あくまでもグランド内で起こっていることは、
「コーチに任せる」
といったスタンスでいることが重要です。
そして、こういった問題が起こるからこそ子供は成長することを心の片隅においておくことです。
確かに犠牲になってしまっていたら悔しいし、本当に辛いことと思います。
ですが、そのチームにとっても、あなたのお子さんにとってもそれは100%マイナスではないのです。
もちろん本当に悪質ないじめでどうにもならないような状況であれば、親として大事な我が子をどんな手を使ってでも守るべきです。
が、サッカーはそもそも楽しむために行っているものです。
指導者さえしっかりしたコーチならそこまでいじめが発展するようには私は思いません。
最低、チームを変えるなりすればお子さんは必ず守れます。
なので、まずは辛抱強く、そしてコーチに任せるといった意識を持ってみて下さい。
今社会問題となっているいじめ問題。今回はその原因について絶対にあなたに知っておいてもらいたい4つの事実をお伝えします。世の中のいじめが少しでも減りますように。
7.コーチが怒鳴ってサッカーが嫌に・・。
そして次のお悩みは、
「サッカーコーチに怒られてサッカーをやめたいと言っている」
といったお悩みです。
これは、はっきりといってしまえば、子供を厳しく指導する指導者には教わらないほうが正解だというのが私の考えです。
というのも、私自身が高校時代は体罰のあるようなサッカー指導を受けて、コーチにビクビクしながらサッカーをしていたせいで挫折してしまった経験があり、
さらに、私自身もサッカー指導者の立場では昔は選手を怒鳴り散らしてしまうコーチでした。
そして、そのように怒ったところで選手が上手くもならないし、本当にそれが選手のためにはならないことに気が付いて自分を変えてきた経験があるからそう思うのです。
多くの指導者は勝利主義のために、選手がミスをすると、
「何やってんだ!」
といって選手に対して厳しく指導をします。
ですが、実はそんな感情的に怒ったところで選手は間違いなく上手くなりません。
それとは逆に、
「失敗→怒られる→失敗できない→ビクビクする」
といったようにビクビクしながら決して自由な発想を持って楽しくプレーすることができなくなってしまいます。
つまり、自己肯定感が下がってしまうわけです。
簡単に言えば、自信を持つことのできない状態です。
自信はスポーツをする上ではなくてはならないものです。
自信がない選手は、戦場に武器を持たずに挑むことと同じであるといっても過言ではないと私は思っています。
ですので、その指導者が本当に理不尽な指導者で怒ってばかりなのであればチームを変えるべきだと思います。
が、もちろん指導者も人間です。
たまには感情的になってしまうことは親御さん同様あるとは思います。
ですが、あまりにも酷いようでしたら考えものです。
ですが!
とはいえ、正直私はそんな理不尽な指導に対しても、それを乗り越えられるような選手になってほしいとも思っています。
サッカーを続けている以上、環境はつねに変わっていきますので、さまざまな指導者と関わっていくと思います。
そうした中で、当然良い指導者にばかり巡り合えるとはいえません。
怒鳴るような指導者も当然いるでしょう。(本当はいないほうが良いです)
なので、そのためには、打たれ強い心をもつ必要があります。
世の中には間違いなく、良いサッカーコーチとそうでないサッカーコーチが存在します。そしてコーチ次第であなたのお子さんの技術に多大な影響を及ぼしてしまいます。
8.怪我で周りと差が開いてしまいそうです
そして最後のお悩みは、
「子供が怪我をしてしまってどんどん周りの選手から差をつけられてしまっている」
といったお悩みです。
これは本当に、お子さんにとっても、ご両親にとっても辛いことだと思います。
せっかく一生懸命にサッカーをしてきたにもかかわらず怪我をして数カ月にわたって大好きなサッカーをすることもできなくなってしまったら落ち込むことも当然でしょう。
実際に私もサッカーコーチをしている際には怪我をしてしまって長期離脱してしまった選手を何人も見てきました。
もちろん、怪我の種類は様々です。
が、もちろん回避できた怪我も当然あるわけです。
そう、怪我には防ぐことのできない怪我と、防ぐことのできた怪我が存在すると私は思っています。
そして、その怪我の多くは防ぐことのできる怪我です。
例えば、
オーバートレーニング
といって子供がサッカーをしすぎのために、集中力がなく怪我をしてしまったり、疲労がたまって骨折や筋肉がかたまってさまざまな怪我の原因になるとこもあります。
もし、そうした管理がしっかりと行えていなければ、中学生ですら腰痛や膝の痛みなどによって長期離脱しざるおえない状況に陥ってしまいます。
大人から見て子供は本当に体力があるように思いますが、子供ももちろん疲労します。
中には1日中サッカーをさせているようなクラブもありますが、そんな状態ではまさにオーバートレーニングで疲労による怪我のもとです。
ですが、そんなことも理解せずに大人のやればやっただけ上手くなるといった思い込みで犠牲になってしまっている子供は後を絶ちません。
指導者はそういったことも考え選手の体調管理をしてもらいたいものです。
ですので、怪我は仕方ないわけではありません。
必ず原因があります。
ですので、もし今怪我をしてしまって長期的にプレーできないのであれば、根本的な怪我の原因をしっかりと考える必要があります。
もしかしたら、練習後にストレッチなどしっかりとしていなかったことかもしれませんし、逆に練習前にしっかり準備運動をしていなかったのかもしれません。
また、普段の生活習慣などで姿勢が悪く足や腰に負担がかかってしまっているのかもしれません。
ですので、怪我をしてしまったら、とにかく同じことを繰り返さないように原因を突き止めること。
そして、親御さんであれば、絶対に焦らずにお子さんの怪我に対して、
「大丈夫だよ!治ったらまたきっと上手くなって活躍できるよ!」
と常に前向きな言葉をかえ続けてあげることが大切です。
そして、1番良くないのは、親御さん自身が焦ってしまうことです。
「もしかしたら、ライバルに差をひろげられてしまうのではないか・・。」
とつい思ってしまうかもしれません。
が、それは周りも練習していれば上手くなるのは当然です。
ですが、焦らずに温かく見守ってあげてください。
まだまだ子供はこれからです。
そして、怪我をしてしまったことをマイナスではなく、プラスに考えて、何ができるのかを常に考えてあげてください。
私は自分が指導してきた選手で骨折をしてしまった選手には、本田圭佑選手の本をプレゼントしたり、イメージトレーニングの良い方法を教えてあげたりしました。
そして、サッカーができないからこそ、体をやわらかくするような体操方法などを教えて、とにかく、
『今できること』
を与えました。
怪我をしてしまった本人が一番辛いです。
その時に周りの大人は何をしてあげられるか。
それが重要です。
9.最後にお父さんお母さんへお願い
最後までお読みいただき本当にありがとうございました。
そして、最後にお父さん、お母さんへ私からお願いがございます。
それは、
子供の前では絶対に不満を言わないで下さい。
といったお願いです。
そう、今回のような親御さんの悩みが現れた時にそれを我が子の前で、不満を言ってしまっていたら子供にはどのような影響があるでしょうか?
そう、子供まで不満を抱き始めてしまいます。
スポーツメンタルの世界では不満が最大の敵と言われています。
不満や文句をいうようになってしまうと、
すべて人や何かのせい
というようなマインドの選手になってしまします。
それでは、人間は成長していくことなんてできるわけがありません。
伸びる選手も伸びない選手へと変貌していってしまうのです。
ですので、お子さんのためにも、まずはあなたが不平不満を口にしない。
そして、常に前向きな声掛けを子供へしてあげて下さい。
レギュラーで試合にでれなかったのであれば、
「レギュラーになれるためには今の自分には何が必要かな?」
というように、
どうしたら上手くいくか
といった目線で寄り添って一緒に考えてあげて下さい。
では、今回の内容を簡単にまとめてみたいと思います。
1.試合出場時間が少ないようなチームは移籍も考えるべき。子供は試合にでないと上手くなりません。
2.興奮してイライラしてしまう子には、親が感情的にならずに対応しましょう。
3.2軍チームでも、大切なのは子供の楽しいといった気持ちです。どうしたら良いかを寄り添って考えていきましょう。
4.勉強もさせてあげるにはまずは親であるあなたが勉強が楽しいと思わせることができる行動をするべきです。
5.子供に自分の理想を押し付けて指導しても良いことはありません。子供が自主的に行動することこそパワーとなることをお忘れなく。
6.いじめの問題はまずはコーチに相談を。いつでも助けてあげられる準備をしつつも、慌てずに見守る意識ももちましょう。
7.怒鳴るようなコーチは離れても良いでしょう。しまし、そんな指導にも打ち勝つことのできるメンタルを持ってほしいのも事実です。
8.怪我には原因が必ずあります。原因を考えて、今できることに専念して焦らずに温かく見守ってあげて下さい。
今回も最後までお付き合いいただき本当にありがとうございました!
あなたのサッカー人生がより良いものへとなりますように。
それではまた!
※【追伸】※
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それでは、最後までご覧いただきありがとうございました。
松原秀文