こんにちは!スポーツコンサルタントの松原です!
今回も私のブログ記事をご覧になっていただき本当にありがとうございます。
さて、あなたは、
「子供のサッカーを応援したいけど、親としての心得を知りたい!」
といったように思われていることだと思います。
そんな考えをお持ちのあなたは本当に素晴らしい親御さんであると思います。
なぜそのように思うのかというと、
私は10年ほどJリーグ下部組織チームでサッカーコーチを経験させていただいてきて、さまざまな親子を見てきました。
そして、その経験で1番に口を大きくしてお伝えしたいことが、
サッカー少年が上手くなるには親のあり方が非常に重要である
といったことだと思っているからです。
そんなことをいうと、
「サッカーの上達は親の影響よりも指導者などの環境のほうが大事なのでは?」
といったように思われる方も当然いるでしょう。
が、それは違います!
もちろん、私はサッカーコーチとしてサッカーが上手くなるならないはその指導者によっても本当に大きな差がでてしまうことも事実だと断言できます。
ちなみに私はこのような記事も書いています。
世の中には間違いなく、良いサッカーコーチとそうでないサッカーコーチが存在します。そしてコーチ次第であなたのお子さんの技術に多大な影響を及ぼしてしまいます。
とはいうものの、やはり私はサッカー指導の経験から、
上手くなる子
上手くならない子
が出てきてしまう現状を目の当たりにしてきました。
そう、いくら同じ教育をしていてもです。
そして、その原因には一体何があるのかということを本当に真剣に考えてきました。
そして、行き着いた結果が!
親の教育が子供のサッカーに多大な影響を及ぼしているということなのです。
ですがこれは、考えてみれば当たり前です。
子供と一番長い間一緒にいるのは親だと思います。
しかも生まれてきてからずっとです。
なので、間違いなく、あなたの考え方や習慣や行動はすべて子供に多大な影響を与えています。
こういった事を考えると、親の子供のスポーツに対するあり方で
「子供のサッカーの90%は決まる!」
といっても過言ではないと私は本気で思っています!
ですので、今回はそんな親であるあなたのために、子供がサッカーを上達させていくために必要な親の心得をまとめてみたいと思います。
今回の内容を親であるあなたが意識して実践さえしてくれれば、
必ずあなたのお子さんのサッカーは上達していくことをお約束します!
ではさっそく始めていきましょう!
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1.少年サッカー親の心得① 子供を信じる!
まずはじめに、口を大きくしてこれだけでもお伝えしたいことがあります!
それは親であるあなたが子供を信じてあげることこそ子供のサッカーの可能性を最大限に引き出すポイントだということです!
子供に対して期待することを、
ピグマリオン効果
といいますが、これは別名「教師期待効果」といい、教師が期待すれば、その期待に生徒たちが答えようとする効果です。
つまり、人はだれでも期待をされれば、無意識にその期待に応えようとするものなのです。
ですが、この『期待』は、いくら表面的な言葉だけならべても、その効果は実はありません。
そう、期待している本人が、本当に”心の底”から『確信』つまり信じていなければその効果はないのです。
なぜなら、もしあなたに無意識で、
「どうせうちの子は無理よね」
と思ってしまっていれば、そういった部分が伝わってしまうからです。
そう、無意識は伝わってしまうのです!
だからこそ、期待するといったことも、本当に子供のことを信じて伝えてあげることが重要なのです。
でも、世の中には、
「子供に過度な期待はしないほうが良い」
といった言葉も飛び交っています。
そう、スポーツ教育ででもです。
過度な期待が選手にプレッシャーを与えてしまったりしてしまうからです。
ですが、それは、その期待のせいで、子供に対して、
「なんでそんなことも出来ないんだ!」
と怒ってしまったりするからです。
そう、『期待する』と興奮して子供に対して自分の理想を押し付けることは決してイコールではありません。
そこを多くの人は分かっていないのです。
子供に過度な期待はしないほうが良いといったことはそういったことです。
期待してもよいのです。
でも、それが間違った形となってしまってはいけないといったことです。
ちなみに、あなただって両親から、
「うちの子の未来は・・・」
みたいな感じで将来に期待をされていなかったら少し寂しい気はしませんか?
少しくらいは、期待もしてほしいですよね?
そして、いつまでも両親に、
「うちの子なら大丈夫」
と信じてもらえていたらもっと嬉しいですよね。
そして、自分がどんな結果であっても、お母さんに、
「すごいよ!あなたなら絶対大丈夫だよ!」
といってもらえたら本当に嬉しいですよね。
たとえ言葉では言われなかったとしても、親の気持ちは伝わってくるはずです。
そうすると頑張れますよね。
自分を信じられますよね。
このようにお母さんのパワーって本当にすごいんですよ!!
これはもちろんあなたのお子さんにとっても同じことです。
『期待する』も、心の底から信じてあげることから生まれるものです。
お母さんや、お父さんの影響って本当に子供にとってものすごいエネルギーを持っているんです。
とはいえ、
「でもうちの子には期待も信じることもできません」
と思われてしまう親御さんもいるかもしれません。
がそれは違います。
信じることに根拠なんていっさいいりません。
今はまだあなたのお子さんはサッカーも上手くないかもしれません。
ですが、信じることに根拠なんていっさいいらない!
ただただお子さんを信じてあげてください。
「あなたなら大丈夫!あなたはなんでもできるのよ!」
と心の底から信じて伝えてあげて下さい。
お子さんの可能性をまずはあなたが心から確信してあげてください。
すべてはそこから始まります。
私もサッカーコーチの立場では、どんな選手に対しても、
「心から信じる」
と決めてきました。
そしたら子供は本当に成長してくれました。
すごく嬉しかったです。
何があっても子供を信じる!
試合に負けても、ミスをしても子供を信じる!
これが、まずは子供のサッカーに限らず、子供の可能性を最大限に引き出す1番大切なことなのです!
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2.少年サッカー親の心得② プラスの面に目を向ける!
先ほど述べた、子供をとにかく信じてあげることが大切であるとお分かりいただければ、
子供は褒めて伸ばした方が良い
といった事はお分かりいただけると思います。
ですが、よく、褒めることに関しては、
「なんでもかんでも褒めてしまっていたら、子供が調子にのってしまうのではないか」
といったように思われる方がいます。
ですが、そんなことを言っている人ほど心の底から褒めてあげられていない可能性があります。
そう、多くの人は、褒めるために、
「褒めるためにはどのような言葉を使えばよいか?」
といった表面的な部分にのみフォーカスしてしまいます。
むしろ、口だけで褒めていれば、効果があると考えています。
もしかしたら、あなたにも心当たりはあるのではないでしょうか?
ですが、それは違います。
先にも述べた『信じる』といったことを絶対に忘れないで下さい。
そう、子供を信じ切って下さい。
そうすれば、どんなことがあっても子供に対して肯定的な言葉を選んで伝えてあげられるはずです。
とはいえ、どうしても人間は褒めるといったことよりも、注意するといったことをしてしまいがちになってしまうことも事実です。
でもその理由は、人間の本能的な性質がどうしてもプラスな面よりもマイナスな面に目が言ってしまう生き物だからです。
そのようにDNAにインプットされているからです。
例えば、あなたが何か買い物をしようと商品を選んでいても、
「なんかここがもうちょっとこうだったらな」
といったようにマイナスな箇所ばかりに目がいきがちになってしまいませんか?
たぶん多くの方が納得されるかと思います。
そして、それは自分自身が生きていて不幸を感じている人にも言えることです。
「なんかツイてない」
「今日はほんと最悪」
このように自分自身に対してもマイナスなことばかりに目がいってしまっています。
そしてそういった人は当然同じことを、子供や周りの人にも言ってしまうのです。
「またミスをして」
「何回同じことを繰り返すんだ」
と・・。
でも、それではマズイですよね。
なので、まずは自分に対して、そして周りに対してもマイナス面よりも、プラスな面に目を向ける。
これは本当にお子さんの教育で大切なことです。
サッカーの世界最高峰のクラブであるレアル・マドリードの下部組織カンテラで10年間育成指導してきたイニアッキベニ氏も日本のサッカー教育に対してこのように述べられています。
「褒めて伸ばす、というのが日本の指導者が圧倒的に下手な部分。大切なのは、いかにスポーツの楽しさを伝えるかという表現方法であり、好きなことであれば子供達は自分で考え、爆発的に伸びるんです。」
もっともだと私は思います。
否定せれながら育ってしまった選手は間違いなく想像力がなくなってクリエイティブな選手にはなれません。
大人が子供の良い部分にフォーカスすることは子供に計り知れない可能性を生み出します。
まずはあなたのお子さんの良いところを100個言い出してみてみましょう。
それだけで子供の未来が変わります!
どうしたら子供のやる気を引き出すことができるのか…。一体やる気スイッチはどこなのか?そんな方のために子供のやる気を引き出すポイントを公開!!
3.少年サッカー親の心得③ 結果に一喜一憂しない
サッカーには、勝ち負けが必ず存在します。
これはルールでありますし、勝ち負けがあるからこそ勝利を目指して努力をしていけるだと思います。
なので、もちろんサッカーでは子供達に勝ち負けをしっかり意識させることは私は非常に重要であると考えています。
そう、多くの子供達のサッカーを見てきて感じるのは、必ず上手くなる子供は
負けず嫌い
なのです!
たまに、サッカーの試合をしていると、点を取られても、負けてしまっても全然悔しがらない選手もいます。
が、私はそれではいけないと思っています。
もちろんスポーツの根底は楽しむことです!
ですが、楽しくやっているだけでは競技スポーツにおいてはプロ選手になるような選手には決して育つことはありません。
私は、サッカーの練習の中では必ず子供達を競わせながらトレーニングを行います。
そう、競わせて負けず嫌いな心を育てるのです。
とはいえ、ここで親であるあなたに気を付けてほしいことがあります!
それは、
親は子供と一緒に悔しがってはいけない!
ということです。
もちろん、大人だって子供が試合で負けてしまっては悔しいはずです。
ですが、子供と一緒になって結果で一喜一憂してはいけないのです。
私は多くの保護者の方を見てきて思ったことが、
子供が試合に負けてしまった後に、
「なにやってんだ!」
「悔しくなのか?」
といったように子供に対して怒りをぶつけてしまう保護者の方です。
自分の子供に納得できずに子供を試合の終わった後にグランドを何十週も走らせている保護者の方までみたことがあります。
それに、子供がセレクションに落ちてしまった時に子供以上に親が世界の終りのように落ち込んでいたり。
ですがそれはどうだと思いますか?
そりゃぁ負けたらだれだって心の中では悔しいです。
でも、試合に負けたり、セレクションに落ちてしまったあげくに、親は絶望的な顔でマイナスな事を言われたら、子供はどう思うでしょうか?
たぶん、サッカー自体を心の底から好きにはなれないと思いますし、自信は失う一方でしょう。
そんな自信を失った子は武器をもたないで戦場に立っているのと同じ事です。
上手くなるわけがないですし、勝てるわけがありません。
そして、そういった保護者の方に限って、子供の試合中に、
「シュート!」
「蹴れ!」
「なにやってんだ!」
といったように指示まで出してしまう人が多いです。
まぁこれは本当によく見かける光景です。
が、これは本当に子供の可能性を潰す行為です。
子供は一生懸命にやっているんです。
自分で判断するために頑張っています。
なのにもかかわらず、外からよく見えている大人が「答え」を簡単に教えてしまったらどうでしょうか?
そうです。
自分では判断できない選手になってしまいますし、創造性豊かなクリエイティブな選手へはなれません。
答えを簡単に教えてしまっているのだから。
それでは学校のテストで答えをあなたが隣でこっそり教えてあげているのと同じことです。
こういったことを考えると
子供は勝負にこだわるらせた方がいが、大人はこだわってはいけない
ということはお分かりいただけるのではないでしょうか?
以前、日本にイベントスクールできていたスペイン人コーチと話をする機会があった時に、そのスペイン人は私に怒った様子でこのようなことを言っていました。
「日本人は親が子供の可能性を潰している。なんで試合中に指示をだしたりして子供を怒鳴りつけているんだ」
と。
そう、大人まで勝ち負けにこだわっってしまうとすべてがマイナスな方向へと働いてしまいます。
すると子供は下を向いて楽しくプレーできない子供へと育ってしまうのです。
ですので、我々大人ができることは、子供達が何点取られてでも、結果で一喜一憂するのではなく、
「何点入れられてもいいから、1点でもいいから点をとりにいこう!」
と前向きな声かけをしてあげられることが本来あるべき姿です。
この話は別のブログでも紹介していますが、
サッカー大国のスペインの親は、日本以上に親が熱狂的に試合を観戦するそうです。
そう、応援歌を歌ったり、1つ1つのプレーに立ち上がって拍手をおくったり。
ですが、サッカーのプレーに対してああしろこうしろといった指示は一切ださないと言います。
そして、試合で負けてしまっても、どの家族も楽しそうに帰りに近くの飲食店などで、お父さんはビールを飲みながら親子で楽しそうにおしゃべりをしながら帰っていくそうです。
そう、つまり、親は結果にはいっさいこだわっていないのです。
もちろんこれは保護者だけではなく、指導者にも当てはまる問題です。
試合で負けていると、顔を真っ赤にして子供に暴言をはきます。
だから日本には体罰問題が後を絶たないのです。
大人はあくまでも結果で興奮しない。
そして、子供が悔しがっていたら、
「どうすれば次は上手くいくかな」といった声掛けをしてあげればよいですし、その練習に付き合ってあげても良いのです。
そう、あくまでも子供の自主性に任せてです。
目の前の勝利より、あくまで子供に未来に目を向けましょう。
ヨーロッパやブラジルといった国には小学生にサッカーの全国大会はありません。
それは、こんな理由があるからです。
目先の勝利よりも、まずは楽しむこと。
大人がまずはそんな当たり前のことを当たり前にできるようになるべきなのです。
子供がスポーツで成長していくには、親であるあなたの ”あり方” が非常に重要であるのです。あなたが成長し変われば、子供は間違いなく成長します。
4.少年サッカー親の心得④ 環境を与える
このように、私はさまざまな事を考えた上で、親御さんのできる事って、
環境を与える
といった事がとても大切なことなのではないかと思いました。
子供は自ら環境は選べません。
そう、幼稚園や、そこからプレーするチーム、そこがどういった評判で、どういった指導をしてくれているチームなのか。
それは子供には判断できません。
ただ子供は練習会などに参加して楽しかったかどうか感想を述べるだけでしょう。
だからこそ、私は親であるあなたは絶対にこの環境選びにこそ慎重に決定するべきだと思っています。
それはなぜなのかと言うと、親御さん同様、サッカーの指導者などの環境も大きく影響を与えるからです。
もちろん1番に影響を与えるには親だと思います。
そう、思考などは親の影響が大きいと思います。
が、技術的にはもちろん指導者によって大きく差がひらきます。
私もJリーグ下部組織チームで指導してきましたが、同じクラブのその中でさえ指導しているスタッフによって大きく選手の成長に差がでました。
このことに関しては、こちらのブログで詳しくお伝えしていますので是非ご参考になさって下さい。
世の中には間違いなく、良いサッカーコーチとそうでないサッカーコーチが存在します。そしてコーチ次第であなたのお子さんの技術に多大な影響を及ぼしてしまいます。
これは、ちょっとサッカーの話ではありませんが、
例え話で、
「今、接触頻度の多い5人の年収を足して割った金額があなたの年収」
といった有名な話があります。
これはどういった意味なのかというと、
人間は嫌でも一緒にいる人達の影響を受けてしまう
といったことです。
この例えでは金銭的な話になりますが、これはまさにスポーツでも言えることだと私は思っています。
でもこれは一体なぜなのか?というと、
人間には、ものまね細胞とも言われているミラーニューロンという細胞があります。
この細胞は他者のある動作を見た時に、自分もその動作をしているかのように反応する神経細胞なのです。
これは1996年、ジャコーモ・リッツォラッティさんというパルマ大学の教授が発見したものです。
この事実考えれば、子供にはサッカーのプロの生の試合を観戦にたくさん連れていってあげることは非常の良いことだと言えます。
そう、プロの動きを細胞が同じように反応してくれるからです。
サッカーの柏レイソルのジュニアの子供達は毎回のようにプロの試合を観戦しています。
それは、自分たちが練習している敷地内でプロが練習をしたり、試合をするといった環境があるからです。
なので、選手達はそれは上手くなります。
そして、サッカー大国スペインでは、基本的に日本人の子供達とサッカーを見る量が全然違うといわれています。
そう、スペインでは、日本のゴールデンタイムのような時間に、毎日のようにサッカーが放送されているからです。
ですが、日本ではたまーにある日本代表戦くらいですし、それも世界最高峰のプレーではありません。
こういったこともミラーニューロンを考えればサッカー大国スペインと日本のサッカーのレベルの差なのかもしれません。
このように、私達人間という生き物は常に自分以外の他者から影響を受けて生きているわけです。
そう、どんな人と一緒にプレーをして、日々どんな情報を得るかによって、あなたのお子さんのの思考や行動が勝手に決まってしまうというわけです。
あ!もちろんこれは家庭環境にも言えます!
子供は親の背中を見て育つというのもまさにそうです!
例えば、今話題の天才サッカー少年の久保建英選手のご両親もこういった常にプラスになる環境を与えてきたこと言われています。
まず、久保選手は2歳から4歳までは自立性や運動神経を考えて自主保育で育っていたと言います。
そして、4歳から入った幼稚園はあえて外遊びや自然体験イベントが多い幼稚園の選択したそうです。
さらに小学生からはパーシモンというサッカー強豪クラブでプレーし、さらにその後は久保選手は、川崎フロンターレのジュニアに所属します。
そして、それからさらに、
「バルサに行きたければバルサの練習をしよう」
と両親が考え、バルセロナの下部組織チームのセレクションを受けて見事に合格してスペインに移住。
こういった行動は、環境によって子供の成長に多大な影響を及ぼすことをご両親が知っていたことなのだと思います。
つまり、親のこういった考えなしに、天才サッカー少年久保建英は存在しないといえるのです。
ちなみに久保選手の育ちの詳しい記事はこちら
サッカー天才少年と言われる久保建英選手。彼の育ち方にはいったいどのような幼少期を過ごしてきたのか?是非サッカーをやられている子を持つ保護者様はご参考になさって下さい。
5.少年サッカー親の心得⑤ 自立させる
そして、私は次にサッカー指導者として
『自立』
といったことは非常に重要視してサッカー指導をしてきました。
もちろん日本サッカー協会でも自立した選手を育成することは言われていることです。
ですので、私はサッカーコーチの立場だった頃は保護者の方へも子供の自立心を育てるために、説明会まで開いて話し合いの場を持っていたほどです。
では、なぜこの『自立』がスポーツをしている子供にとってここまで重要なのか。
そもそも自立の意味とは、
自分の事を自分で判断して、責任を持って行動する
ということです。
私はある子供の教育本でこんな言葉を読んだことがあります!
『どのような世界でも、一流になっていく人は自分の決断を人に左右されずに断固となる自信をもってリスクを取って決断していく。
そうでない人は上から言われたことしか出来ずに、常に受け身に状態で自主的に行動していくことができない。』
たしかにその通りだと思います。
最近では、大人になっても自立出来ずに仕事もせず親元を離れられない子供も多いと聞きます。
もしあなたのお子さんも自立をできないで育ってしまったら、そういった心配すらあるかもしれません。
だって、基本的には親は子供の面倒を一生見てあげることなんて出来ないわけなのでそれではマズイですよね。
これは、当然サッカーの世界でも言えることです。
サッカーはさまざまに変化する状況に応じて自分で判断していくスポーツです。
もし自分で考えて判断し行動することができなければ、すぐにボールを取られてしまったり、監督からの指示でしか動けない選手へとなってしまいます。
そう、つまり自分を表現することができないわけです。
ヨーロッパでは、サッカー選手だった人は第二のセカンドキャリアでも尊敬の目で見られると言います。
それは、サッカーが上手い人は人生においても良い判断ができる人だという風潮があるからです。
そのくらい判断することを重要視しているわけです。
そう、サッカーそのものが人生そのものだというサッカー大国に考えです。
とはいえ、私は多くの親御さんをサッカーコーチの立場から見てきましたが、
その願いとは裏腹に逆の行動をとってしまっている方が非常に多くいる現実を目の当たりにしてきました。
よくあるのは、
・親御さんが子供のサッカーの準備をしてしまっていたり。
・子供の片付けを親がやってしまっていたり。
・子供のバックをお母さんが持ってあげていたり・・・。
などなど。
そう、これでは子供が自立できるわけがありません。
じゃぁ、実際に子供の自立心を育てるにはどのようにしたらよいのか?
実はそれはとても簡単なことです。
一言でいうなら、
『子供に選択させて責任をとらせる』
といったことです。
子供が小さなころは、
「あれがやりたい!これがやりたい!」
と言ってくるものです。
ですがそこで、
「危ないからだめ」
といったように子供のやりたいをやらせてあげないことは実は自立心を育てるチャンスを奪っているのです。
子供のやりたいを自由に選択させてやらせてあげる。
そして、
そのことに対して責任をとらせる。
これが本当に大切です。
例えば、子供がおもちゃで遊んだのなら、
「自分で遊んだものは自分で片付けようね」
と、片付けまでしっかりとさせる。
もし、子供だけでは大変そうであれば、親は最低限のサポートにする。
じゃぁそれがサッカーなのであれば、
子供はサッカーを好きでやっているわけなので、練習の準備は自分でさせたり、洗濯だって自分でさせても私は良いを思います。
「好きでやっていることなんだから自分で準備してね!」
といったスタンスで親はいることです。
これが、子供に自由に好きなことをさせているメリットです。
これを上手く使わない手はありません。
とはいえ、親としたらそうすることによって余計に手間はかかってしまいます。
洗濯なんて子供にさせたら時間がかかってしまいますし。
それはどんなことにも言えるでしょう。
そう、大人がすべてやってあげた方が当然早いし楽です。
でも、そこが辛抱するところです。
こういった地道な努力を続けることによって数年後には子供が自分の事を自分でできるように成長して、スポーツでも自分を表現できる選手になるのです。
子供に何でもかんでもやってあげるはNGなのです。
そう、要は、過保護には絶対になってはいけないというわけです。
サッカーの上手い子を見ると絶対に自立していると感じることができます。
強いチームはもうみんながハキハキしていてナヨナヨしていないからすぐに分かります。
子供のサッカーを上達を目指すのであれば、まずは自立を早い段階でさせることです!
子供の自立心を育てる詳しい方法はこちらの記事で説明しています。
子供が自立しない・・。なんて困っている親御さんも多いのではないでしょうか?今回はそんな自立ができない子を自立させる方法を後悔します!是非参考になさって下さい!
6.少年サッカー親の心得⑥ ドリームサポーターになる
多くの親御さんは子供に対して愛をもって教育をされていると思いいます。
もちろんそれは素晴らしいことなのですが、
実は、
そんな親御さんが子供に対して1番の
ドリームキラー
になりやすいといった事実はご存じでしょうか?
ドリームキラーとは言葉の通り夢を殺すといった意味であります。
こんなことを言うと、
「そんなまさか!自分が子供の夢を殺してしまっているわけがない!」
と当然思われるでしょう。
が、それは本当です。
では、これはどういったことなのかを説明します。
例えば、子供は、
「これがやりたい!」
といったようにさまざまなことに興味を持つと思います。
が、親であるあなたほど、子供の安全や将来などを見据えてなのか、
「それはやっちゃいけない」
「危ないからダメ」
「そんなことやっても将来役に立たない」
などといって子供に対して、
「できない」
を押し付けてしまいます。
もちろん親には悪気がありません。
が、その悪気なく、良かれと思ってが1番やっかいなのです。
人間は夢を持つと、必ず『プレゼント』を受け取ることができます。
それは、
「そんなん無理だよ」
「できっこない」
「現実をみなさい」
といったありがたいお言葉です。
例えば私は多くの親子をサッカーコーチの立場から見てきましたが、
平気で親が子供に、
「うちの子には無理ですよ」
とか子供の前で言ってしまっていたりします。
であったり、
試合で上手くいかなかった日には、子供に対してああだこうだいってしまったり、
なんと!家に帰ってから子供を走らせたりする親御さんまでいるんです。
「なんで、そんなこともできなかったの!」
と言っているのでしょう。
では、そんな言葉を常に浴びせられている子供の気持ちは、
「夢を叶えるぞ!」
といった気持ちになるでしょうか?
もちろんなれません。
多くの子供はそのようにに言われてしまうと、
「たしかに。おれになんてできっこない。」
と、「できる!」を「できない」へとすり替えてしまうのです。
なので、
「なんでそんなこともできないんだ!」
「そんなのあぶないからダメ」
「そんな大きな夢持っても叶うわけがない」
といった言葉を子供は120%鵜呑みにしてしまうのです。
心配だからこそつい子供のためを思って言ってしまうことだとは思います。
ですが、その一言一言が子供の可能性を徐々に徐々に閉ざしてしまっているのです。
ですので、あなたにもお子さんには絶対に、
「あなたならできるよ!」
と堂々と言ってあげてほしいのです!
いくら子供が失敗してでもです!
テストで0点をとってもです!
そう、
ドリームキラーではなく、大きな夢を持たせるドリームサポーターになってあげて下さい。
親は子供が心配だからこそ、悪気のないやっかいなドリームキラーになりやすい。
本当に大切なことなので是非これから意識して言って下さいね。
これから子供にサッカーを教えたい!そんなお父さん必見!親が守るべき子供のサッカーの教え方をお伝えします!これを知っているいないで子供の成長に大きく影響します!
7.まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございました。
『愛』のある環境で育った選手は間違いなく『愛』のあるサッカー選手に育ちます。
例えば、これはサッカー選手ではありませんが、フィギアスケートの羽生結弦選手は間違いなく、『愛』のあるスポーツ教育を受けてきたと私は思います。
両親、そして、指導者、そして応援してくれる多くの方。
そうやって、あの羽生選手のような感謝の心をもった愛のあるアスリートが育って、多くのに人へ感動と喜びを与えられることができるのでしょう。
では、今回の内容を簡単にまとめてみたいと思います。
・まずは親であるあなたは120%子供を信じてあげること
・マイナスよりもプラスの面にめを向けること
・子供の結果で親が一喜一憂しないようにする
・環境を与えることこそ親の役割
・自立心を育てるだめに過保護にならない
・ドリームサポーターになる
では、今回は以上になります!
今回も最後までお付き合いいただき本当にありがとうございました!
あなたのサッカー人生がより良いものへとなりますように。
それではまた!
※【追伸】※
「子供のスポーツを本気で応援したいお父さんお母さんへ!」
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お子さんが後悔しないスポーツ人生を歩むために必要な、トップアスリートに共通するメンタルを手に入れる方法、スポーツが上達する体の仕組みなど、今まだ多くの人が知らない子供のスポーツ教育法を徹底的にお伝えしています!
これを知らずに子供にスポーツをさせることほどもったいないことはありません!
必ず登録して後悔はさせません!
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それでは、最後までご覧いただきありがとうございました。
松原秀文