こんにちは。スポーツコンサルタントの松原です。
今回も私のブログ記事をご覧になっていただき本当にありがとうございます。
今回は、
少年サッカーのチーム移籍問題!
ということについてお伝えしていきたいと思います。
もちろんサッカー以外のスポーツでも当てはまることですのでサッカー以外のスポーツをするお子さんをお持ちの方も是非移籍で悩んでいる方は参考にしていただけたらと思います。
というのも、私はこれまでJリーグ下部組織チームで約10年間サッカーコーチを経験してきて、チームを離れてしまう選手、または他のチームから移籍をしてきた選手とさまざまな選手を見てきました。
そして、そういった選手を見てきた中でもったいなく感じたことがたくさんありました。
また、現在はスポーツコンサルタントとして、選手のメンタルや運動機能を向上させるトレーニング教室の運営や、親御さん向けの講座の運営もさせていただいております。
そして、その中でもやはり多くの親御さんから相談を受けることに、
「チームを変えたいのですが、どう思われますか?」
といったご質問があるのです。
とはいえ、いくらチームを変えたいといった相談でも、その原因、問題は本当に人それぞれ違います。
ですので、今回は多くの方から相談を受ける中でも特に多い問題ごとに一緒に考えていきたいと思います。
もし、現在あなたがお子さんのスポーツにあたって環境について少しでも悩みがあるようでしたら、是非最後までお読みいただき、お子さんの成長に生かしていっていただきたいと思います。
では、さっそく始めていきましょう。
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1.チーム移籍の前提条件
まず、前提としてのお話しさせていただきます。
それは、
チームを移籍したいと考えているのが、子供なのか、それとも親であるあなたなのか?
ということです。
移籍が、子供の意思であるのであれば、理由にもよりますが子供の意思を尊重してあげることはとても大切なことだと思います。
とはいえ、子供の意思ではなく、親であるあなたの意思なのであれば注意が必要な場合もあります。
なぜなら、サッカーをやっているのは子供だからです。
そう、あなたではないからです。
例えば、いくらあなたが子供のチームを変えた方が子供のためになると考えていたとしても、子供がその環境を変えたくないと言っているのであれば、その気持ちを尊重してあげることは大切なことです。
とはいえ、子供は今いる環境が良い環境なのか悪い環境なのかを判断することができないことも事実です。
なぜなら、子供はその世界しか知らないからです。
なので、我々大人が子供にとって良い環境の選択肢を与えてあげるという意識を持つことも大切なことだと私は思うのです。
矛盾したように聞こえるかもしれません。
ですが、
①まずは子供の意思を尊重してあげること。
が基本ですが、
②我々大人が子供にチームを変える選択肢を与えてあげることは決して悪いことではないということ。
そして、
③別のチームなり体験などした結果、最終的にはどうするかは子供に任せるということ。
前提としてまずはこうのような意識で続きを読みすすめていただけたらと思います。
それでは、ここからは移籍問題のそれぞれ多いケースごとに考えていきたいと思います。
サッカーの状況判断を高める!練習で意識すべき簡単なポイント!
サッカーおいて状況判断能力を高めることは重要なことです。そして、今回は練習から判断を高めていけるる簡単なコツをお伝えします!
2.移籍問題① 指導者に不満がある
まず、1番と言ってよい程にチーム移籍を考えている方に多い問題が、
指導者に不満がある
という問題です。
私自身もサッカー指導者ですので、過去には逆に保護者の方に不満を抱かせてしまった経験も実はあります。
本当に過去の私は選手を怒鳴り散らしてしまう最低な指導者でしたので・・。
最低なサッカー指導者だった私のプロフィールはこちら↓↓↓
このページはスポーツコンサルタント松原秀文のプロフィールページとなっております。興味のある方は是非ご覧になって下さい。
とはいえ、子供の失敗は自分の指導力不足だということに気が付きました。
だから自分を何年も頑張って変えてきたんです。
とはいえ、この世の中には、サッカーに限らず、まだまだ暴言、罰走、体罰といった最低な指導をする指導者が後を絶ちません。
そういった教育は、子供の失敗をすべて子供のせいにしていると言うことです。
以下の記事では私が思うダメコーチの特徴について書いていますので、こちらも合わせてご覧ください。
少年サッカー指導者には、本当にダメコーチが数多く存在します。そして、そんな指導にあなたの大切なお子さんが犠牲になってしまっている可能性もあるのです!是非参考になさって下さい。
はっきりと言います!
まず、上記のような指導者に今現在指導されていて、子供自身が辛い思いをしてチームを変えたいと思っているのであれば、私は今すぐ移籍をした方が良いと考えています。
なぜなら、子供は本当に指導者によって良くも悪くもなってしまうからです。
本当です!
私が以前に10年余り勤めていた柏レイソルのアライアンスの代表の方は、本当に選手の育成が上手い方でした。
その方に指導を受けている選手は本当にみるみる上手くなっていってしまうのです。
そんな現実を目の当たりにしていたので、私自身の指導によって選手は良くも悪くもなってしまうということに気付かされて自分の指導を見つめなおしてきました。
しかも、小学生の子供は大人に比べて運動神経がみるみる良くなる神経系の発達が著しい時期です。
つまり、今覚えた動作や技術はは一生モノの宝になるのです。
それくらい貴重な時期だということです。
それなのにも関わらず、世の中にはただ怒られながら、走らせられながら、何のサッカーのスキルも教われないでその大切な時期を台無しにしてしまっている子供が山のようにいます。
とはいえ、人は人を変えることはできません。
いくらその指導者に不満があったところで、あなたの子供や親であるあなたがその指導者を変えることはできることではありません。
人は周りに対して不満を抱き、その周りを変えようとしてしまった時点ですべての歯車が悪い方向へ向かいだしてしまいます。
すべてのことは受け入れるしかないのです。
そして、変えられるのは自分自身しかないことを理解しておくことが大切なことです。
なので、上記の記事に当てはまる指導者であるというのであれば、不満を抱いてその指導者を変えようと無駄な努力をして自分を苦しめるくらいなら、チームを移籍することを私はおすすめします。
とはいえ、ここで気を付けてほしい事が1つあります。
それは、
完璧な指導者はいない
ということです。
そう、良い指導者に指導してもらったほうが良いには決まってはいますが、完璧な指導者など世の中には一人も存在しません。
もちろん本当に最低な指導者であれば今すぐにでもチームを変えるべきだとは思います。
ですが、人はそもそも他人の長所よりもどうしても短所に目がいきがちな生き物です。
なので、
「自分の子が試合にでれないのはコーチが悪い」
「ポジションに納得がいかない」
というようにそもそもコーチの悪い箇所ばかり目についてしまっているという場合もあります。
ですが、それは本当に指導者が悪いのでしょうか?
指導者が悪いからあなたのお子さんは試合にでれないのでしょうか?
もし、あなたのお子さんや親であるあなた自身の心が自分自身に責任があるという自責マインドなのではなく、
100%指導者が悪い
などといった他者にすべて責任があるという他責マインドであるのであれば注意が必要です。
私がこれまで見てきた選手や保護者の中には、どうしてもそういったマインドの方もいました。
中には、不満を抱いてチームを移籍したものの、また次のチームでも不満を抱きチームを移籍。
そして、またさらにチームを移籍して、最終的にまた私のいるチームに体験で戻ってきたという子もいました。
それは、親御さんが常に我が子のこととなるとチームや指導者に不満を抱きやすいという問題、原因があったからです。
子供はただ不満をもった親に振り回されてしまっていただけなわけです。
つまり、子供の意思ではなく、親の意思で何度もチーム移籍をさせられてしまっていたわけです。
もう1度言います。
完璧な指導者はいません。
人は人に完璧を求めれば求めるほど期待が大きくなり、その期待を裏切られてしまった時に怒りを持ってしまいます。
なので、
「指導者が悪い!!」
と感じた時に、冷静に自分はどうなのかということを子供にも考えてほしいですし、そのためにはまずは親であるあなた自身の教育を振り返ることがとても大切なことです。
なぜなら、子供の第一の教育者は親であるあなたなのですから。
指導者に不満があっても、実は問題は自分自身にあるかもしれませんし、子供の問題は当然親の問題でもあるからです。
常に、子供の第一の教育者は自分自身であるということを忘れずにいていただきたいと思います。
その事を忘れずに移籍を考えていただけたらと思います。
子供がスポーツで成長していくには、親であるあなたの ”あり方” が非常に重要であるのです。あなたが成長し変われば、子供は間違いなく成長します。
3.移籍問題② さらに上のレベルを目指したい
次の移籍問題として、
さらに上のレベルを目指したい!
ということです。
「これは問題ではないのでは?」
と思われそうですが、こういった場合は当然チームでも活躍をしている選手だということになりますので、
監督やチームメイトの保護者の方からは、
「やめないでほしい・・。」
というように言われたり、
「裏切者!!」
というように影で悪口を言われてしまうなんてこともあるようです。
なので、問題なのです。
しかも、この時点で子供の問題ではなく、親の問題になっています。
ですので、前提条件としては、やはり子供が上を目指したいと言っているかどうかがポイントです。
子供がチームを変えたいと言っている場合は、やはり親としては、違うチームの選択肢をお子さんへ与えてあげることがとても大切なことだと私は思っています。
ですし、もし子供からはチームを変えたいということを言っていなかったとしても、明らかにレベルをあげた環境に身をおいた方が子供の成長につながると感じた場合も、選択肢だけは与えてあげたほうが良いとも私は思います。
なぜなら、スポーツ上達において、環境は本当に大切なことだからです。
先ほども、指導者によって子供の成長には雲泥の差がでるということをお伝えしましたが、それも環境の一部ですし、レベルの高い環境に身を置くことのメリットはそれだけではありません。
例えば、人間には、ミラーニューロンという、他者のある動作を見た時に、自分もその動作をしているかのように反応するという神経細胞があります。
これは1996年、ジャコーモ・リッツォラッティさんというパルマ大学の教授が発見したものです。
このミラーニューロンという細胞は、
ものまね細胞
とも言われています。
例えば、誰かが怪我をして血を流していると、見ているこちらもゾクゾクしてしまうのはまさにこの影響です。
つまり、私達人間は常に自分以外の他者から影響を受けて生きているということです。
そう、どんな人と一緒にいて、日々どんな情報を得るかによって、その人の思考や行動が勝手に決まってしまうといっても過言ではないのです。
当然、サッカーを上達していくうえでも、だれに影響を受けているかが非常に重要であることは言うまでもありません。
上手い選手と一緒にいれば、それだけで勝手に影響を受けて上手くなっていくということです。
だからこそ、サッカーを上達させたいのであれば、レベルの高い環境に身をおくことは本当に大切なことなんです。
例えば、今話題の久保建英選手。
久保選手のご両親も子供にプラスになる環境を小さなころから与えてきたと言います。
2歳から4歳までを自主保育で育っていたと言いますが、これもすべて自立性や運動神経を考えて親が与えた環境です。
4歳から入った幼稚園も外遊びや自然体験イベントが多い環境を選択。
そして小学生からはパーシモンという強豪のクラブチームでプレーしたと言います。
その後、久保選手はさらに上を目指して川崎フロンターレのジュニアに所属します。
それからさらに、バルセロナの下部組織チームのセレクションを受けて見事に合格。
そして本当に悩まれた決断の中、スペインに渡ったのです。
そんな環境に飛び込む久保選手や親御さんの勇気は本当にすごいことだと感じます。
今の久保選手があるのは、紛れもなく親御さんがレベルの高い環境の選択肢を与えてきたからだと私は感じますし、もし久保選手がただなんとなくの環境で育っていれば今の久保選手はないでしょう。
これくらい環境によって人の成長は左右するということです。
たしかに、チーム移籍を考える時に、周りの保護者からどう思われるかなどという悩みは当然あることだと思います。
ですが、サッカーをやっているのは子供だということを忘れてはいけません。
久保選手の両親が周りの目を気にして移籍をしていなければ今の久保選手はいないはずです。
子供の可能性を見た時に、よりレベルの高いチームにチャレンジすることは本当に素晴らしいことです。
なのにも関わらず、さらに上を目指したいといった時に、それを止めようとする指導者や保護者がいるとしたら、それは選手一人一人の未来や可能性を見てあげているのではなく、
目先の結果だけ
を見てしまっているだけです。
私は指導者をしていて、子供がさらに上を目指してチームを変えたいというのであれば、心から応援します。
もちろん自分のチームは弱くなるかもしれません。
ですが、すべては自分の責任。
もっと自分の指導が素晴らしく、子供のレベルを上げられていれば、その子はチームに残ってくれるかもしれないと考えます。
ヨーロッパのスペインやドイツなどでも、子供のチーム移籍ではチームを離れる選手をあたたかく送り出し、その選手がまた戻ってきても温かく受け入れると言います。
ですが、日本のサッカーの世界では、自分のチーム以外のチームのセレクションを受けるには、今のチームを辞めてからでなければいけない。
そして、一旦そういった理由で辞めた選手は二度と受け入れない。
というチームまであるほどです。
それが本当に子供の未来のためになるのでしょうか?
ただ単に、自分のチームを強くしたいという勝利主義なだけのように私は思います。
私自身、実は小学生までは小学校の少年団チームでプレーをしていましたが、中学では高みを目指して、一人だけクラブチームに所属しました。
それはそれは気まずかったです。
中学の監督には、
「是非中学でプレーしてほしい」
と何度も言われていましたので。
でもクラブチームにいくことを決意しました。
私だけではなく、両親だって気まずかったはずです。
少年団チームで一緒だった保護者からの目も気になったはずです。
ですが、クラブを選んだおかげで私はサッカーのレベルを向上することができました。
指導者や親御さんは決して目先の勝利主義になってはいけないんです。
移籍をするのに、周りからどう思われるかといった気まずい問題の影にはそのような問題が潜んでいるように私は感じています。
ですが、他人の目は気にせず、どんどんチャレンジをしていってほしい!
と私は思っています。
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4.移籍問題③ レベルについていけない
次の移籍問題として、
レベルについていけない・・。
という問題です。
この相談も本当によく受けるのですが、
例えば、
・レギュラーでなかなか試合にでれない
・練習試合でも出場時間が少ない
・消極的でなかなか自分を出せない
などの問題です。
もちろん先ほどお伝えしたように、人はレベルの高い場に身をおけば、ミラーニューロンの影響で自分自身を成長させていけるということは事実です。
ですが、環境には、
パニックゾーン
といって明らかに自分自身のレベルとは差がありすぎる環境は実は自分自身を苦しめてしまう場合があります。
ちなみに、今のあなたの居心地の良い場所を コンフォートゾーン といいますが、
人間にはこのコンフォートゾーンの外に、 ストレッチゾーン と パニックゾーン と言われる場所が存在します。
ストレッチゾーン(Stretch Zone)とはその名の通り、背伸び空間という意味で別名ラーニングゾーン(Learning Zone)ともいわれています。
Learning(学ぶ)というぐらいですから、自己成長の空間です。
コンフォートゾーンの外側へ抜け出した状況にいます。
未知の事に遭遇し、対処する為に判断力などを必要とするので、失敗するリスクがある代わりに成長というリターンを受け取る事ができます。
例えば、地元から離れ、レギュラーになれるかなれないか程度のレベルのチームでプレーするなど、今現在のあなたに軽度の負荷を掛けた状況です。
ストレッチゾーンは、成長や進化をするというメリットがある一方、精神的にストレスがあるので軽度の負荷がデメリットです。
そして、パニックゾーン(Panic Zone)とは、混乱空間ということになります。
そう、もうストレス過多状態で、右も左も全く分からない空間の事です。
例えば、地元を離れて、明らかにレベルが違いすぎるチームに所属するなど、今現在のあなたには負荷が大きすぎる状態です。
パニックゾーンのメリットは大きく成長や進化をすることがあるということです。
これはミラーニューロンの影響もあります。
とはいえ、ストレスが過多であり、精神的に重度の負荷があり、また非常に危険もあることがデメリットとなります。
なので、途中で投げ出してしまうくらいの精神状態に陥り、挫折する確率も高いのです。
ちなみにコンフォートゾーンのメリットとしては、ストレスなし、精神的に楽、危険なしですが、その代わり、
デメリットとして挑戦がないため、成長も進化もないということです。
そう、過去に体験した事などの情報のもとでの行動なので、未知の事に出会うことはなく、良い言い方をすれば安定、悪い言い方をすれば怠慢という事になります。
これは先ほどにお伝えしたことに戻りますが、だからこそ子供がさらに上を目指してチームを変えたいというのであれば、私は心から応援するんです。
とはいえ!やはり、その環境がパニックゾーンになってしまうことはおすすめできません。
すると、周りについていけないという問題がでてきてしまう可能性があるからです。
つまり、レベルの高すぎる環境はリスクもあるということを覚えておいて下さい。
しかも、小学生であれば、子供には成長差があることも忘れてはいけません。
聞く話によると、小学生年代の子供の成長差は同じ学年の子で成長が早い子と遅い子で最大3学年ほどの差があるというように言われています。
つまり、小学5年生であれば、小学4年生と小学6年生の子が一緒にプレーしてようなものだということです。
身長が140センチくらいの子と160センチくらいの子が同じ学年で同じプレーしているという事をあなたもよく見かけると思います。
そして、サッカーを始めた時期にもよってレベルの差はあって当然です。
そういった事を考えた時、
「ちょっとついていけない」
という時は悩む必要はなく、チームのレベルを下げて移籍をして当然良いと私は思っています。
そんなことを言うと、
「せっかく入ったのに、それでは逃げているようで・・。」
と思われるかもしれませんがそんなことは決してありません。
それは親のプライドにすぎません。
大切なことは、今現在のお子さんにあったレベルで子供が1番に成長ができるチームの選択肢を与えてあげることです。
今いる環境がパニックゾーンであれば、ストレッチにして良いということです。
例えば、驚くことに、あのリオネル・メッシ選手もジュニア時代は成長が遅かったことから、スペインでは1つ年下の学年でプレーしていたと言うことを聞いたことがあります。
日本には上の学年でプレーするという風潮はありますが、下の学年でプレーするという風潮はありません。
ですが、子供は試合にでれないと上手くなれません。
本当に良い環境とは、自分にあった環境でプレーをすることです。
なので、ついていけないということを決して恥ずかしがらずにレベルを落とした環境の選択肢をお子さんへ与えてあげることもとても素晴らしいことだと私は考えています。
お子さんのサッカーを始めた時期や成長スピードなどを考えてチーム選びをしてみてはいかがでしょうか?
5.移籍問題④ 人間関係が・・
次の移籍問題として、
人間関係が・・。
という問題です。
この相談も本当によく受けます。
この問題はもちろん子供同士の問題で、
「チームに意地悪な子がいる・・。」
「いじめられている・・。」
という悩みをもたれている子も多いようです。
子供のいじめ問題については以下の記事で解決策を述べていますので是非ご覧ください。
今社会問題となっているいじめ問題。今回はその原因について絶対にあなたに知っておいてもらいたい4つの事実をお伝えします。世の中のいじめが少しでも減りますように。
そして、この問題は子供だけの問題ではなく、保護者同士でも悩まれている方も多いようです。
ライバル同士の保護者どうして影で子供の悪口を言っていたり。
本当に人としておかしい方は大人でも残念ながらいる事が事実です。
ですが、この問題を解決するために言えることは、
そもそも他人を変えることはできない
という前提条件で考えることが大切なことだと私は思っています。
例えば、人一人を変えるためには、どれだけの労力と時間が必要でしょうか?
きっと何年もの時間と労力が必要になるはずです。
その人と話合う時間を毎日つくって何年もの間その人を変えようを努力をしていけばその人を多少なり変えることはできるかもしれません。
ですが、やっとその人を何年も頑張って変えたのに、今度はまた嫌な人が現れてしまったらどうでしょう?
またその人を何年もかけて変えようと努力をしますか?
そんなことをしていたらそれだけで自分の人生終わってしまいますよね。
つまり、他人を変えようというのは無駄な努力なわけです。
なので、そもそも、嫌な人が現れてしまったという時は、その人を変えようとしてもそれは無駄な努にすぎません。
いくらその人が悪くてもです。
じゃあどうすれば良いのかと言えば、
自分が変わるしかない
ということです。
つまり、その人を受け入れられる自分になれば良いだけなのです。
「この人はこういう人なのか」
と。
そして、もっと言うと、そのように自分自身が変わることによって、周りを変えることができるようになるのです。
例えば、
「あの人は全然あいさつもしてくれない」
という人がいたとして、
「あいさつをしなさい!」
と言い続けてもなかなかあいさつができるようになってくれません。
それなら、その人はそういう人だと受け入れて、自分から大きな声でその人にあいさつをすればどうでしょうか?
そうすれば、その人もあいさつをしてくれるはずです。
人を変えるのではなく、それを受け入れて自分を変える。
まずはそれが人間関係を良くしていくために必要なことなのです。
多くの人の悩みは人だけを変えようと無駄な努力をしている悩みです。
・夫が家事を何も手伝ってくれない
・子供が宿題もしないでゲームばかり
・コーチの采配が納得いかない
・気に入らない保護者がいる
などなど・・。
ですが、それらもすべて受け入れる。
そして、自分がどうあるべきかということだけにフォーカスをする。
するとなぜか自然と周りが変わり、人間関係も良くなっていくものなのです。
人を変えるよりも自分を変えることの方がよっぽど早いし、受け入れられればそれだけで人間関係で悩む必要がなくなるのです。
とはいえ、さすがに耐えられない酷いいやがらせやいじめなどをする人がいるのだとしたら、その人から逃げることも大切です。
子供がチームのいじめで悩んでいればチームを移籍すれば良いですし、保護者同士の問題であれば、そういういやがらせをする保護者とはできるだけ付き合わないことです。
なかなか付き合わないことは難しいという場合もあるかもしれませんが、距離をおくことは大切なことです。
親の人間関係の問題が原因で子供のチームを変えるというのは子供にとっても辛いことですし、子供からしたら意味が分からないことですから避けたいものです。
なので、まずは、嫌な人がいたならば、不満に思わずに、
「この人はこういう人なんだ」
というように受け入れることです。
変えようとしないことを心がけていただけたらと思います。
6.まとめ
最後までお読みいただき本当にありがとうございました。
スポーツを頑張っているお子さんを持つとどうしても悩みや心配を持ってしまうものです。
移籍問題も本当に難しい問題ですが、今回の内容を是非参考に第一に子供の意思を尊重しながらも適切な環境の選択肢を与えていってあげられるようにしてあげていただけたらと思います。
そして、今回口酸っぱくお伝えしたように、まずは子供を変えるのではなく、我々大人自身が変わるということが本当に大切なことです。
多くの大人は子供だけを変えようをしてしまいます。
ですが、子供に変わってもらいたいと考えるのであれば、まずは自分自身が変わるという意識を持つべき事が大切なことなんです。
すると、子供の無限の可能性を引き出せる教育ができるようになります。
特に気を付けてほしいことが、多くの大人は子供のドリームキラーになってしまっているということです。
ドリームキラーとは言葉のとおり、夢を殺すという意味で、子供の夢や可能性を閉ざす教育です。
そう、
「あなたにはこれはできない」
「あなたにはそれは無理」
などというような子供の可能性を否定する教育です。
ですが、子供が成長していくためには、子供のセルフイメージを高めてあげることが大切なことです。
そして、それには親も高いセルフイメージを持つことが大切です。
例えば、
「私は子供のセルフイメージを高められる、最高の教育ができる親だ」
というセルフイメージをあなたが持っているからこそ子供のセルフイメージも高まります。
何も学ばずに無知のまま子供を教育してしまっていれば、子供の可能性が広がるわけがありません。
それは、親子関係に限らず、スポーツ教育者であっても一緒のことです。
例えば、
「おれは日本一選手の育成が上手い指導者だ」
という高いセルフイメージを持っている指導者に子供が指導してもらっていれば子供が伸びるのも当然の話です。
自分に自信のないセルフイメージの低い指導者に子供を任せたくありませんよね?
これは親子関係でも同じことです。
セルフイメージの低い親御さんの子はセルフイメージの低い子へとなってしまうものです。
ですから私はスポーツを頑張る子供達を指導する一方で、子供のスポーツを応援する親御さんに向けて、お父さんお母さんが子供へ最高の教育ができるようなっていただくための講座を運営させていただいています。
この理由はいくら子供を良くしていこうと考えても、親御さんが子供のドリームキラーになっていたら子供の夢が叶うわけがないということに10年間サッカー指導をしてきて気が付いたからです。
受講してくださった多くの会員さんからは、
「この講座に出会えて本当に良かった」
「このタイミングでこの講座を受けられて、子供のためにも私自身のためにも本当に良かった」
「この講座のおかげで子供が本当に変わった」
という喜びの声を本当に多くいただけていて私も運営させていただいていて本当に嬉しく思っています。
子供を変えようとするのではなく、我々大人がより良く変わっていくからこそ、子供の思考や考え方に良い影響を自然と与えていくことができるようになるということです。
つまり、子供を変えようとするのではなく、主体変容、自分自身が変わることによって子供も変わるのです。
子は親の鏡と言いますが、まさにそうなんです。
そして、私が講座内でお伝えしている内容を深く理解していただければ、自然とお子さんへの接し方が何も知識のない状態に比べて間違いなく変わっていきます。
大人が自分自身を信じられていなければ、子供に自分を信じる教育はできませんし、それでは子供が自分自身を信じられるわけがありません。
子供の可能性を100%信じるためにも、大人も自分を信じられる人間になることが大切なことだと私は思っています。
私の講座に興味にある方で、まだメールマガジンに登録していない方は、まずは無料で学べる動画講義を受講してみて下さい。
こちら ↓ よりご登録いただけます!
ではでは、今回は以上になります!
今回も最後までお読みいただき本当にありがとうございました。
それではまた!
松原 秀文