サッカー上達

サッカーIQが高まる重要なポイント!原則原理から考える!

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こんにちは。スポーツコンサルタントの松原です!

今回も私のブログ記事をご覧になっていただき本当にありがとうございます。

さっそくですが、あなたはサッカーをしていて、

「もっと頭を使ってプレーしろ!」

「判断を早く!」

「考えてプレーしろ!」

など、監督やコーチから言われたことはありませんか?

もし、そのようなことがあるのであれば、

それは、サッカーIQが低い証拠かもしれません。

実際に私自身も高校時代は監督やコーチからいつもそのような注意を受けていました。

ですが、そんなことを言われても正直何をどうしたら良いかまったく分かりませんでした。

そして、そのままサッカー選手の夢を諦めてしまったのです。

ですが、私はその後10年余りJリーグ下部組織チームでサッカー指導を行ってきたことによって、今思うとサッカーIQがか低かったことが自分がプロになれなかった大きな原因の1つであったことに気が付きました。

過去の自分がサッカーIQを高めることができていれば、また違った未来が訪れていたのかもしれない。

本当にサッカーを学べば学ぶほど後悔することです。

だからこそ、現在サッカーを頑張っている選手にはサッカーIQの高い選手になってもらいたい!と思いますし、

それはなぜなら、サッカーIQを高めることはだれにでも可能だからです!

そして、もちろんこのサッカーIQを高めることができれば誰でももっとサッカーが上手くなり、そしてサッカーが楽しくなると言い切れます!

なので、

「もっとサッカーが上手くなりたい!」

という方は是非最後までご覧になっていただき、サッカーIQを高めるヒントを得ていただきたいと思います。

それでは早速はじめていきましょう!

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1.サッカーIQとは

まずはサッカーIQとはそもそも何なのかについて考えていきたいと思いますが、

サッカーIQという言葉自体は”造語”であると思います。

造語とは既存の言葉を組み合わせて新たな意味の言葉を造ることです。

つまり、最近になって、【サッカー】という言葉と、【IQ】という言葉を組み合わせて造られた言葉であるということです。

IQとはかなり抽象度の高い言葉ではあるのですが、サッカーIQが高い選手という意味を簡単に考えるのであれば、

サッカーにおいての頭の良い選手

に集約されるのではないかと思います。

これはあくまでも予測ですが、サッカーIQという造語はこのような意味で作られた言葉なのだと思います。

では、サッカーにおいての頭の良い選手とは具体的にはどういった選手のことなのか?

ここからさらに詳しく考えていきたいと思います。

まず、サッカーは、22人のプレーヤーとボールが流動的に動き、目まぐるしく状況が変化します。

そんな中、サッカーにおいての頭の良さというのは、こういった状況の中でもサッカーの原理原則にもとずいて味方からボールを受けるには、どこのポジションに移動して、どのタイミングでボール受けて、次はどこにパスをするか、など、相手、味方などの状況を瞬時に把握して選択と意思決定を繰り返してプレーできる選手だと言えます。

ここでいう、原理原則というのがポイントで、

つまり、頭の良い選手とは、サッカーの原則原理を理解した上で、認知、判断能力に長けている選手であると言えるのです。

もちろん、その判断をしっかり実行するための技術や運動能力(フィジカル)は高いにこしたことはないのですが、

逆に言ってしまえば、いくら技術や運動能力のある選手でも、サッカーの原理原則を理解した上での判断能力に長けていなければ本当の意味でのサッカーが上手い選手とはいえないのです。

※技術を高めるために記事はこちら↓

サッカー上達方法!超重要な3つの技術を極めるコツを公開!

「サッカーが上達したい!」と思っていても、なかなか上達しないで悩んでいるあなたのために!今回はサッカー上達に重要な3つの技術を高めるあるコツを徹底的に解説します!

 

冒頭でもお伝えしましたが、実際に私自身、足も速く、ドリブルには自信がありましたが、このサッカーIQという部分に関しては低いレベルでサッカーをしてしまっていました。

だからこそプロになれなかったと思っています。

そう、いくらドリブルが上手くても、それはドリブルが上手いということであって、サッカーが上手い選手というわけではなかったのです。

サッカーではよく、

「あの選手はサッカーを知っている」

と言う言葉を耳にしますが、それもサッカーIQの高い、頭の良い選手であり、それが本当の意味でのサッカーの上手い選手であると言えるでしょう。

例えば、サッカーIQの高い選手で有名な選手で言えば、イニエスタ選手が有名ですが、

もちろん技術に優れた選手であることは間違いないのですが、イニエスタ選手のプレーを見ているとサッカーの原則原理どおりにプレーしていることがよく分かります。

例えば、イニエスタ選手はマークにつかれたら他の味方の選手へのパスコースを作るために動き、相手がスペースを守って自分がフリーになったら足元でボールをもらう。

相手が来なければドリブルで運んで、相手が食いついてくればワンタッチで簡単に味方を使って次のもらえる位置に移動。

これを誰よりも速く正確にできているのです。

これがサッカーの原則原理をしっかりと理解した人のできるプレーです。

まさにサッカーの上手い選手の象徴だと言えるでしょう。

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2.観るということ

では、そんなサッカーの原則原理にもとずいたIQの高いプレーをするには実際にはどうしたら良いのか?

そこで、重要になってくることは、

観る

ということになります。

人間は、約8割から9割の情報を視覚から得ていると言われています。

サッカーは先ほども言いましたが、22人のプレーヤーとボールが流動的に動き、目まぐるしく状況が変化します。

その状況の変化を常に観ながら、認知→判断→実行 を繰り返さなければなりません。

認知とは、視覚、聴覚などによって周りの状況を把握することをいいます。

例えば、味方はどこにいるか?相手のポジションはどうか?スペースはどこにあるか?というように状況を把握するということです。

そして、判断とは、認知した結果に基づいて、どのように行動するべきか決定をすることです。

つまり、すべては観ることから始まるということです。

とはいえ、いくら観て、認知、判断をしたとしても、そこにはサッカーの状況把握と分析をするといったことも含めての認知、判断となります。

なので、この認知、判断を高めていくためには、当然サッカーにおいての原則原理を理解できていることが重要であり、

その原則原理において、今は何に注意を向けて何を観るのかが決まってくるというわけです。

つまり、何を観るかはサッカーの原理原則を理解できていなければ分からないということです。

例えば、あなたが車を運転していたとして、交通ルールを知らないで車に乗っていたとしたら、何に注意を向けて何を観ながら運転をしたら良いのか分からないので事故を起こすことは当然のことでしょう。

ですが、交通ルールが理解できていれば、この時はここに注意を向けて、今はここを観て、というように、認知して判断、そして実行していけるはずです。

ですから、ここから先はサッカーの原則原理にもとずいて、何にどう注意をむけて、何を観ながらプレーをしていくことが良い判断に繋がっていくのかということについてお伝えしていきたいと思います。

ちなみに、判断能力や注意力については、こちらの記事で詳しくお伝えしています。

サッカーの状況判断を高める!練習で意識すべき簡単なポイント!

サッカーおいて状況判断能力を高めることは重要なことです。そして、今回は練習から判断を高めていけるる簡単なコツをお伝えします!

 

3.相手を観てサッカーをする

では、実際には、サッカーの原則原理にもとずいて何に注意を払って何を観ながらプレーをしていかなければならないのか?

そこについてですが、

私は選手達には常にこのように指導しています。

それは、

相手を観てサッカーをする

ということです。

これは私の尊敬をするJリーグ下部組織チームの代表の方がもう何年も前から選手に言っていたことで、私も学ばせてもらってきたわけですが、この相手を観るということが本当に大切なことなのです。

というのも、例えば、サッカーの世界には、

・自分達のサッカー

・ドリブルサッカー

・パスサッカー

というような言葉を使う指導者や選手がいます。

ですが、そもそもサッカーには相手がいるわけですから、相手の状況によって変えるべきものが間違いなくあります。

例えば、相手のプレッシャーが早く、ドリブルをするスペースがないにも関わらず、

「うちはドリブルサッカーだから」

といって、ドリブルをしてしまう選手。

これは、言ってしまえば、相手は関係ない、駆け引きはいらないと言ってしまっているのと同じであると言えます。

これでは、相手ありきのサッカーにおいてはおかしいことであることは理解できると思います。

つまり、サッカーで選択を決定するという正しい判断とは、

相手によって決まる

ということになります。

例えば、これまで私が指導するチームは対戦するチームからは、

「パスサッカーですね!」

と言われることが多かったのですが、

私は特にパスにこだわって子供を指導したつもりは一切ないですし、ただ単に子供達には相手を観て優位な選択をするようにと指導をしていただけでした。

それはパスでも、ドリブルでもどちらでも良いし、その状況によって選手が自分で正しい判断を選択する能力を高めてあげたいと考えていたからです。

結果がそれがパスの多いチームであると相手チームは感じたのだと思います。

私はもともとドリブルが好きでしたので、子供にドリブルを制限したことも一切ありませんでした。

なので、試合によってはドリブルが多くなる試合もあったかもいしれませんし、それはただ選手がその相手によって選択を変えていただけなのだと思います。

なので、ドリブルサッカーとかパスサッカーとか自分達のサッカーというのは、そもそもおかしい言葉であって、もし仮にそういった言葉を使うのならば、相手によって判断は変わるということを理解した上で使わなければならないのです。

「うちは蹴って走るサッカーだ」

ではなく、

「相手がプレッシャーを前線からかけてきたら裏のスペースを上手く使おう」

という相手ありきのサッカーにしなければならないということです。

相手ありきではないサッカーになってしまうのであれば、上手くいく時は上手くいくけど、上手くいかない時は上手くいかないというサッカーになってしまうわけです。

サッカーが上手い選手というのは、相手を観て判断をいくらでも変えられる選択肢をもった選手です。

例えば、ジャンケンでも、グーを出し続けていれば、勝てる時は勝てますが負ける時は負けてしまいますよね。

しかも、

「こいつずっとグーしか出さないぞ!」

と相手に気付かれてしまった時にはその後は勝つことは当然できなくなります。

ですが、相手の出したものに対して後出しジャンケンをしていれば相手に負けることなどあり得ません。

ジャンケンではそれはルール違反ですが、サッカーにおいての相手を観て後出しで選択を変えるというのは多いにあり得ることです。

本当の意味での賢い選手とはそういった選手であると私は考えます。

なので、そのためにも、相手を観てサッカーをするという重要性をまずは理解してもらいたいのです。

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4.考えてプレーするとは?

サッカーではよく、

「考えてプレーしろ!」

と子供に怒鳴って指示を出している指導者がいますが、

その「考えろ!」というのは、そもそも何を考えろと言っているのでしょうか?

もしかしたら、そう言っている指導者も何を選手に考えさせれば良いのかを分かっていないでそう言っているかもしれませんし、そのせいで何を考えればよいかを分からずにサッカー人生が終わってしまう選手もいるかもしれません。

そこで、私が思う、サッカーにおいての考えるということの意味を言語化すると、

自分がどこにポジションをとるかを考える

ということに集約されるのではないかと考えています。

なぜなら、サッカーは一人の選手がボールに触れている時間は1試合でわずか2分程度だと言われていて、それ以外の88分は常に周りの状況を見ながら自分はどこにポジションをとるかを動きながら考えなければならないからです。

もちろん、それはサッカーの原理原則を理解した上でです。

そして、その原理原則にもとずいたポジションとは、

相手を観て決まる

のです。

(当然ボールの位置は関係してきます)

これは守備に関しても、攻撃であっても同様に言えることです。

サッカーをやっていて、考えられない選手ほど、自分はどこにポジションをとって良いのか分からないという人が多いはずです。

もちろん、

「もっと考えてパスをだせ!」

というようにボールが自分のところにきてからの判断について考えろと注意を受けることもあるかもしれません。

ですが、その判断ミスはそもそもボールを受ける前に、自分が選択肢を多くもつことのできるポジションがとれていないからこそ起きている場合がほとんどです。

私は、ボールを持ってからの判断は無限の選択肢があると思うので、それに関して、

「ああしろ!こうしろ!」

と言う指導はしません。

ですが、ボールを受ける前に何を見て、どういったポジションをとっているかという指示をだすことは多いにあります。

ですが、多くのサッカー指導者はボールを持った選手に対して

「いけ!ドリブル!」

というように判断の指示を出してしまいます。

これは周りで見ている保護者の方も同じことが言えます。

ですが、サッカーIQの高い指導者とは、ボールを持った選手に指示を出すのではなく、ボールを受ける前のポジションに対して指示を出します。

それは良いポジションがとれれば良い判断ができることを知っているからですし、良いポジションには答えがあるからです。

もちろん答えは1つではないかもしれませんが、サッカーの原則原理を考えればいくつかの答えに導くことはできるはずだと私は考えます。

最近のサッカー教育では、

「子供に答えを教えすぎてはいけない!問いかけて答えを導く」

と言われているわけですが、問いかけることはもちろん重要です。

しかし、問いかけながら誘導尋問になっていてはそれでは意味がないわけですし、

答えを教えてはいけないというのも

そもそもそれが、

「判断」

を教えてしまうから問題があるのです。

ですが、サッカーの原則原理を指導することは、判断、つまり”答え”を教えることとは違います。

サッカーの原則にもとずいて何を見てどこにポジションをとるのかということを教えてあげることは、例えば教習所で教官に交通ルールと車の操縦の仕方や交通ルールにともなって何に注意しなければならないのかを指導を受けることと変わりません。

そういった教育を受けなければ事故が起こることはもちろん、それを指導しなくて良いのなら教習所がある意味もありません。

それはサッカーコーチも同じです。

教えなくて良いのならサッカーコーチは必要なくなります。

そう考えた時、サッカーでいう教えてはいけないということは判断を教えてはいけないということであり、原則原理を教えてはいけないということではないのです。

多くの指導者は、原則原理ではなく、判断を教えてしまっているので間違っているのです。

それは例えば教習所の教官でいうなら、

「そこを右に曲がれ!」

というよう隣で運転している人をリモコンでコントロールしているようなことと同じになるからです。

なので私は子供にはサッカーの原則原理はたくさん指導しますが、逆に判断に関しては子供の選択を尊重するというスタンスをとります。

原則を教えたからといって、決して選手は考えられない選手になるわけではないのです。

話が少しそれてしまいましたが、

つまり、「考える」ということはサッカーの原則原理にもとずいた上で相手を観て優位にたてるポジションをとるということなのです。

もっと言うなら、相手を観るからこそポジションは決まるということになります。

これが、「考える」ということです。

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5.サッカーの原理原則

では、ここからはサッカーの原理原則にもとずいて、相手をどう見てどうポジションをとっていくのかということについて詳しくお伝えしていきたいと思います。

が、まずはそもそもの原理原則とは一体何なのか?頭の中を整理させておきましょう。

原理原則とは簡単に言うと、

『目的を達成するために何をすることが必要かを決めたルール』

これが原理原則です。

これを、サッカーでいう原理原則に置き換えるなら、

目的である相手より多くのゴールを奪い勝つために、確立が高いプレーはこうであるという決まり

このように考えることができます。

つまり、サッカーは目的達成のためにはただなんとなくプレーしていてもダメで、ゴールを奪うために効率的に確立の高いプレーを選択をすることが原理原則にともなったプレーであるということです。

そして、それがプレーの判断基準になるわけですので、それはつまり、何を観てプレーをするかという基準にもなるということ。

そして、何を観るのかと言えば、相手を観てポジションをとるということがその原則にともなったプレーをする上で欠かすことのできない要素なのです。

では、サッカーの原則原理において相手をどう見てポジションをとる必要があるのかを解説したいと思います。

もちろん、サッカーの状況は無限にあるので状況ごとの事細かな説明をすることはこのブログでは時間があまりにも足りませんのでできません。

なので、より基本的なことを今回はシンプルにお伝えしていきたいと思います。

まず、良いポジショニングには原則的に考えた時に明確な基準があるわけですが、守備においての良いポジショニングとは言語化されているのでだれもだ分かりやすく考えることができます。

サッカーは、目的の相手よりも多くゴールを奪い勝つためには相手からボールを奪わなければいけません。

なので、原則として守備をするわけですが、

例えば、

相手とゴールを結んだ線上に立つ

というのはサッカーをやっていればだれでも聞いたことがあると思います。(青Aの選手)

図1)

これは基本的なポジショニングです。

また、ボールを持っていない相手に対して自分がどういった位置をとるかというのであれば、

①インターセプトが狙える②カバーリングができる③背後をとられない

という明確な基準があります。(青Bの選手)

図2)

こういった明確な基準となる言葉が存在しているので、サッカーにおける守備のポジションというものは分かりやすいともいえるのです。

そして、これもすべてはボールの位置と相手を観てポジショニングが決定するのです。

ですが、攻撃において、つまり、自分のチームがボールを保持している時のポジショニングには明確な言葉は存在しているでしょうか?

そうなんです。優先順位こそありますが、それもポジションによって異なるので、それこそすべてのポジションの選手に共通する明確な言葉は存在されていないというよりも表現できないのだと思います。

広がるとか、裏をとるそういった言葉はありますが・・。

なので、守備に関してはどうポジションをとってよいか指導できる指導者、そしてそれがわかる選手は多いのですが、

それが攻撃となると自分がどうポジションをとれば良いのか分からない、もしくはなんとなくポジションをとっているという選手が非常に多くなるのです。

実際に、試合中にどこにどうポジションをとれば良いのか分からずに迷子になっている選手は非常に多く存在しますし、それは何も小学校の低学年の選手だけではなく、ある程度サッカーを経験してきた高校年代、大学生といった選手であってもあり得ることです。

私も高校時代はなんとなく感覚で動いていただけだったように思います。

監督に、

「広がれ!」

と言われて理由も分からずに広がっていたり。

では、攻撃においての良いポジションとは、基本的にはどう考えれば良いのか?

それは何度も言っているように、相手を観ているからこそ決まります。

逆に言えば、相手を観れるポジションをとる必要があるとも言えます。

それはどこのポジションでも当てはまることです。

例えば、シンプルに赤Aの選手が赤Bの選手からボールを受けるとします。

図3)

ですが、赤Aの選手はこの位置では相手の青Bの選手を観ることは当然できません。

では、相手を観るポジションをとるのであればどうしたら良いのかというと、

下の図のように赤Aの選手は半身になって、さらに角度をつけてボールを受ける必要があります。

図4)

そして、このようなポジションをとれると、仮にボールを受けたとすれば図5のようにゴールに向かって前への選択をとれるようになります。

図5)

先ほどお伝えしたように、基本的に守備の選手は相手とゴールを結んだ線上に立ちたいわけです。

なので、このポジションをとられてボールを持たれてしまうと、青Aの選手は相手とゴールを結んだ線上に立てなくなり、相手に逆手をとられやすくなってしまうわけなのでDFとしては困るわけです。

だからといって、そこで青Aの選手が赤Aの選手に食いついてしまえば、ゴールに対する選択肢を赤Bの選手に与えてしまうことになってしまうのです。

例えば青Aの選手が赤Aの選手に食いついてしまえば、もし赤Cの選手がいたら、相手にとってはゴールを奪うのに確率の高い赤Cの選手にパスを出されてしまいます。

図6)

だから青Aの選手は赤Aの選手には食いつけない。

仮にもし赤Aの選手に青Aが食いついてきたとしたら赤Aの選手は青Aの選手の背後をとれるかもしれませんし、逆にもっと青Aから離れれば必ずこれ以上青Aが食いついてこれないという位置がやってきます。

そして、赤Aの選手はボールを受けやすくなり、ボールを足元で受けてらおへそは前に向いているわけなので目的のゴールを奪うために優位なボールの持ち方ができるわけです。

もちろんボールの移動中に相手はアプローチをかけるわけですが、人よりもボールのほうが早く動くことを考えると、相手にとって不利なポジションはとることは必ずできます。

これが相手を観てポジションが決まるということです。

むしろ、相手が自分のとるポジションを教えてくれるといっても過言ではないのです。

今、お伝えしたことは本当に基本的なことですが、これが理解できていれば、これはどこのポジションの選手にでも当てはまることですので、相手を観て良いポジションをとること、つまり考えてサッカーをするということが誰でも必ずできるようになります。

ちなみに、文章ではなかなか上手く伝わらないかもしれないと思ったので、YouTubeでも作戦盤を使って説明してます。

6.最後に

最後までお読みいただきありがとうございました。

サッカーのレベルアップをするためにも、是非今回の内容を深く理解して実際に身に着けていっていただけたらと思います。

では、最後に今回の内容を簡単にまとめてみたいと思います。

 

サッカーIQが高い選手とはサッカーにおいての頭の良い選手

・認知・判断力はサッカーの原則原理を理解した上で観ることから始まる。

・サッカーは相手ありき。相手を観てサッカーをする。

・相手を観るからこそポジションが決まる。それが考えるということ。

・サッカーの原則原理とは目的である相手より多くのゴールを奪い勝つために、確立が高いプレーはこうであるという決まり。これを理解した上で相手を観てポジションを決める。

 

それでは最後までご覧いただき本当にありがとうございました。

 

松原秀文

 

 

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